先日、博多に行ってきました。久しぶりの博多でした。(上の写真は本文とは何の関係もありません。)
私の新規事業のコンサルをお願いしている方が博多に住んでらっしゃるので、対面のミーティングに行ったのでした。
聞けば、その方は、博多の中心街から徒歩圏内に住んでいらっしゃるとのこと。
「大体歩いてどこでも行ける」とのことで、
博多はキレイな街並みだし、人はそんなに多くないし、コンパクトにまとまっていて、「とってもいい街だな〜」と常々思っていたので、
それを聞いて余計に「うわ〜いいな!」と思いました。
私は郊外に住んでいるので、(田舎とも言いますかね?)どこに行くのも、車移動。車が手放せません。
大阪や京都の街に出ようと思っても電車か車じゃないと行けません。
もし歩いたとしたら、次の日から3日ぐらい寝込んでしまうのではないでしょうか。(笑)
まぁ、郊外には郊外の良さがありますけどね。
で、その博多の夜、ホテルについて、ある動画を見ていると、
「3ヶ月ごとに引越ししていろんな街に住むライフスタイル」をされている人の話しでした。
それを聞いて、3ヶ月ごとは、ちょっとせわしないけど、「1年ごとだったら、博多とか、いろんなところに引っ越しして住むのも面白いだろうな?」って思いました。
私たちって、別に同じ場所に住まなくちゃいけないということもないんだけど、それが当たり前と思っているようなところってないですか?
特に京都という土地柄は「京都しか住みたくない」と思っている人も多いですしね。
そんなこんなで、私の新たな目標に「1年ごとに引っ越ししていろんな場所に住む」という項目が追加されました。
前置きが長くなりましたが、ここからが本題です。
その動画の中で、「プロダクトアウトとマーケットイン」の話が出てきました。
プロダクトアウトというのは、非常に省略して申し上げると、商品ありきの考え方です。
「提供側がいいと思う商品」をつくって、市場に投入するという考え方です。
マーケットインというのは、それと真逆で、「市場が(顧客が)求めている商品」を提供するという考え方です。
その動画では、多くの会社や人はマーケットインじゃないとダメだよ、
アップルの創業者スティーブ・ジョブズくらい才能があると自負するのであれば、プロダクトアウトでもいいけど。
ということでした。
私もそう思います。
でも、世の中を見渡す限り、身近なところでも、「マーケットイン」より「プロダクトアウト」な考え方をしている人が多いように思います。
「いい商品をつくっていれば売れる!」と。
本日は、その「プロダクトアウトとマーケットイン」についてお話しいたします。
私のクライアントで、あるカフェの新規オープンをコンサルティングしている会社があります。
元々は、そのカフェが新規オープンするので、「食材を仕入れたい」とクライアントの会社に連絡がありました。
その話を私に相談されてきたのですが、
それを聞いて「最初が肝心だな!」と思いました。
そのクライアント(以後ク)に、
「商品を供給する仕入れ業者と思われるか、なんでも相談できる頼れるパートナーと思われるか、どちらがいいですか?」と申し上げました。
すると当然「パートナーと思ってもらいたい」と答えられたので、
私「では、カフェが言ってきた食材の供給に応えるだけでは、ただの仕入れ業者になってしまうと思います。なので・・・」
私「そのカフェのオーナーは何を欲しいと言ってきましたか?」と聞くと
ク「うちの提供する食材を仕入れたいと。」
私「カフェのオーナーが本当に欲しいものは食材でしょうか?」
ク「・・・・・。食材じゃないんですか?」
私「もちろん食材は欲しいのですが、その食材は何のために仕入れたいのですか?」
ク「美味しいメニュをつくるため」
私「では、なぜ美味しいメニューをつくりたいんですか?」
ク「お客さんに美味しいって言ってもらって、店を繁盛させたいから?」
私「そうですよね、店を繁盛させたいんです。それがカフェオーナーの本当に欲しいことです。」
私「なので、そのカフェがうまくいくように、こちらが先回りして考えるんです。」
私「カフェオーナーはどんなカフェにしたいのでしょうか?」
この話の先は長くなりそうなので、次回の記事で、
あなたは「マーケットイン」と「プロダクトアウト」どちらの考え方に共感できますか?
あなたのお客様には「何を提供して欲しい」と言われますか?
あなたのお客様が本当に欲しいものは何でしょうか?
あなたのビジネスが
少しでも良くなると幸いです。
本日は以上です。
ここまでお付き合いしていただいて
ありがとうございました。
それではまた会いましょう。
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