「自社の商品が売れて欲しい!」
ビジネス、商売をしている人だったらみんな思うことだと思いますが、
そのための方策としてよく聞こえてくることはこんなことです。
- 売れるために商品の質をもっとあげなければ
- 他が売っていないオリジナル商品を探している
- 自社より良い商品を持っているところはたくさんあるから売れないよ
みんな売れるために必要なのは「売れる商品」だと思っているようです。
でも、売れるために必要なのは本当に売れる商品なのでしょうか?
世の中を見渡してみると・・・
- 良い商品だからって、必ずしもバカ売れするわけではない。
- 逆に一番の品質の商品じゃないのに、一番売れていることもある。
私は、売れるためには、商品の品質ではなく何か違うことが必要だな。
そんなことをずっと考えてきました。
本日は「本当に良い商品が売れているのか?」を考えてみたいと思います。
誤解のないように言っておきますが、
決して品質の良い商品を否定しているわけではございません。
商品の品質は良い方がいいと私も思っています。念のため。
私の家の近所に国道があるのですが、その国道沿いは、ラーメン激戦区らしいです。
確かにラーメン屋、つけ麺屋がたくさん軒を並べております。
私もラーメンは好きなのでよく食べに行くのですが、近所の店には意外と行かないものですね。
でも、近所なのでその国道はよく通るんですね。
通りぎわに、店の様子がよく見えるのですが、
- 結構美味しいのに、いつも客がまばらな店があると思えば、
- そんなに美味しいわけでもないのに、いつも行列ができている店もあります。
「あの店美味しいのになんでいつも空いてるんやろな?」
「あんな店になんで行列ができるんやろな?おかしいな。」
と家内と二人で言ってたのですが、
ふと、我に返ると、私の中にある公式があることに気づきました。
「売れるラーメン店=美味しいラーメンを提供」
そんな公式を自分の中で持っていたのです。
「いつもクライアントに言ってることと真逆なこと思ってるやん!」
とひとりで笑えてきたのですが、
私がクライアントにいつも伝えているのは、
「お客さまが買う理由は、商品の質ではなく、お客さまが価値を感じるから」
ということでした。
やはり現実も、
美味しいラーメン店 ≠ 売れるラーメン店
ということなんですね。
もちろん、ラーメン屋さんの場合は、
- 通りがかりに見つけることが考えられるし、
- 気に入ればリピートしてくれる可能性も高いですし、
- 人によって嗜好も違います。
なので一概には言えないかもしれませんが、
無名の会社や個人がインターネットで商品を販売するには、
- 通りがかりに立ち寄ってくれることはまずないです。
- 信用はないので、「この商品を買ってみよう」ということにはならないです。
- そして、商品の質は購入して利用した後でないとわかりません。
インターネット販売で売れることに商品の質は全く関係ないのです。
では、売れるためには何が必要なんでしょうか?
その話は長くなりそうなのでまた今度。
次回記事:売れるために必要な「セールスの原理原則」
あなたの商品の質はどんなもんですか?業界で一番でしょうか?
あなたの商品の質は、売れるということに影響しているでしょうか?
あなたがインターネットから何かモノを購入したとき、なぜその店で買ったのでしょうか?
あなたのビジネスが
少しでも良くなると幸いです。
本日は以上です。
ここまでお付き合いしていただいて
ありがとうございました。
それではまた会いましょう。