私は本を読むことが日課になっています。
以前は朝、仕事前に1時間、本を読んでいたのですが、
最近は寝る前の1時間に本を読んでいます。
本を読む時間を変えた理由は、
「寝る前に体験したことの方が記憶に残りやすい」
と聞いたからです。
真実は定かではありませんが、
とにかくやってみようと思いました。
読書の時間を変えたことでどうなったか？
成果が実感できたらまたお知らせしますね。
さて、ある本を読んでいたときの話です。
ネガティブな感情を感じたときの対処法
について書かれていたのですが、
同じ本に、2つの真逆の考えが書かれていたのです。
1つは、ネガティブな感情を感じたときは止めよ！
1つは、ネガティブな感情は思い込みである。だから進め！
”オイオイ、どっちやねん！”
”どうやってその感情を見分けたらいいの？”と、
一瞬、矛盾を感じたというか、
少し混乱してフリーズしてしまいました。
少し経って、私の中で一つの回答が出ました。
矛盾したことを言っているのではなくて、
どうやらネガティブな感情には、2種類あるようです。
本日はネガティブな感情が2種類あるということ、
その感情の見分け方についてお話しします。
フリーズした後に出た私の回答を確かめるために、
クライアントとのミーティングで、
テーマに盛り込むことにしました。
ミーティングの場で、あるスタッフが、
「昔は、自分の仕事をこなすことが仕事だと
思っていましたが、今は未来のことを思い描いて、
自分が何をすればいいか？を考えて仕事している。」
ということを言われました。
そしてこう続けられました。
「でも、変革していない、殻を破れていないことがある。
ぬるま湯の中にいて変に居心地が良くて、
そこからなかなか抜け出せない。」
私はそれを聞いて「うお〜、感動〜！スゲ〜！」と
一人で感激していました。
以前はあれだけ変化を嫌ってそうだったのに、
今は仕事の仕方も変わって、現状に問題意識を持っていることに
感慨深いものを感じたからです。
そのスタッフは不思議そうに私の顔を見ていましたが、
”よし！ココで使ったれ！”と思い、話しかけました。
私
「こなすだけの仕事から、未来をイメージして、
自分に何ができるか？それを考えるようになった
ということは大きな成長があったということ。
でも、次にステップアップしなければと思っているけど
なかなかそれができていないということですね？
今の気持ちはどんな感じですか？」
スタッフ
「なんかもどかしいというか、気持ち悪い感情です。」
私
「何に気持ち悪いと思っている感じですか？」
スタッフ
「やらなきゃいけないと思っても中々できない状況、いや、
できない自分に対して責めてしまっていてイヤな気分になっていますね。」
私
（”すごい、自分でわかってるやん。”と思いながらも）
「できない自分ですか？できない自分というのは事実でしょうか？」
スタッフ
「いや、思い込みですね。」
私
「今その気持ち悪いという感情はどうなっていますか？」
スタッフ
「今は感じにくく、小さくなってます。」
私
「変革、殻を破ったときって、
慣れ親しんだ場所か？新しい場所か？どちらですかね？」
スタッフ
「もちろん、新しい場所ですね。」
私
「では新しい場所に初めて行くときって、
どんな気持ちになります？」
スタッフ
「楽しみというのと不安や緊張が入り混じった気持ちがありますね。」
私
「気持ちいいか気持ち悪いかでいうと？」
スタッフ
「気持ち悪いです。」
私
「その気持ち悪い感情を感じてみてください。
その感情の奥にはどんな感覚がありますか？」
スタッフ
「なんか、好奇心を掻き立てられる感覚みたいなものです。
イヤな感情は自分の思い込みだということがわかりました。」
この一連のスタッフとのやりとりで確信しました。
”やっぱり私が思った通りだ！”
それは、ネガティブな感情というものは2種類あって、
1つは本当にイヤだと思っているとき。
感情を感じてもなくならないとき、
もしくは辛すぎて感じることもできないとき。
そういうときは「そこは違うよ」「避けていいよ」
というサインを心が送ってきてくれているときだと思います。
こういうときは、目の前のことを手放したり、
止めたほうがいいときです。
もう1つは、今回のエピソードで出てきた、
自分の思い込みで、自分を責めてしまっているイヤな感情や、
新しい領域に踏み出すときの、緊張感、不安感。
これらは思い込みなので、
イヤな気持ちは感じるんだけど、
感情を感じていくと、感じにくくなって小さくなって消えていく。
ネガティブな感情の奥にポジティブな感情が
出てくるときもあります。
そういうときは感情をしっかり感じて、
前に進んでいいときなんだと思います。
あなたがネガティブな感情を感じるときってどんなときですか？
それは手放したり止めたほうがいいときでしょうか？
それとも前に進んでいいときでしょうか？
毎日の日常で、
あなたの気持ち、感情を少し意識的に聞いてあげると、
どんないいことが起きるのでしょうか？
あなたのビジネスが
少しでも良くなると幸いです。
本日は以上です。
ここまでお付き合いしていただいて
ありがとうございました。
それではまた会いましょう。
