私はホームページだけでなく、チラシであるとか、
広告のコンテンツを作成することがあります。
コンテンツって、内容のことですね。
私が作成する広告はさておき、
街中の広告を見てみると、
「オイオイ、ちょっと、ちょっと!」って
突っ込みたくなる広告がたくさんあります。
「そんなん、当たり前やん!」と知っている人には申し訳ないのですが、
あまりにもそんな広告が多いので、
本日は、
『広告に最低限どんな表示をしたら良いか?』
についてお話しします。
先日、街中で、路線バスの広告が目に入ってきました。
バスの後ろ側の窓ガラスに貼ってたんですが、
その広告を私が見たときに、
「これ見て誰が連絡してくるんやろ?
広告代ドブに流してるのと一緒やな?」
と思いました。
その広告は、塗装屋さんの広告なんですが、
〇〇塗装という会社名が大きく表記されていて、
社名の横には「御見積無料」という丸で囲った赤字表示。
その下に商品=何ができるか?ということや、メッセージ、
住所、電話番号が小さく表記されていました。
広告サイズは、
バスのナンバーとの対比で推測すると、
おそらく横65cm、縦25cmぐらい。
このサイズだけ見ると
「結構大きいやん!」と思われるかもしれませんが、
走っているバスの後ろに貼ってあること
を考えると全然小さな広告です。
遠目で見ると会社名しか目に入ってきません。
私も信号待ちで停車しなければ、
この広告自体にも気づかなかったと思います。
この広告、私的に何がアカンのか?をあげると、
一番大きく表示しているのが会社名(会社名しか入ってこない)
商品しか書いていない(できることを羅列しているだけ)
連絡先が見えない(連絡できない)
だから、その広告で「何を伝えたいのか?」がわからないし、
おそらく、「何を伝えたいのか?」を考えていないと思うんです。
まず、「何を伝えるのか?」についてですが、
自分のお客さま層(=見込み客層)から
連絡をいただくことだと思います。
それがこの広告の目的です。
まず、買ってもらうことが目的ではないんですね、
こういう広告の場合。
『連絡してもらう』というのが第一段階の目的なので。
で、連絡してもらうためには、
見込み客層=自分のお客さまになってもらえる人が誰か?
を特定しなければなりません。
塗装だったら、例えば、
屋根の雨漏り防水対策をしたい人なのか?
屋根の日差し、防熱対策をしたい人なのか?
壁の防水、カビ対策をしたい人なのか?
で変わってきます。
他には、「色を変えて、気分を一新したい」という人だったり。
それをこのスペースで、全員の人に投げかけようと思うと
おそらく、ボケボケの広告になってしまいます。
そもそも多分、内容が入りきらないと思います。
自分たちは何が得意なのか?
どの人に対して自分たちは一番お役立ちできるのか?
それを絞らないといけません。
あと、この広告に「真心こめて〜丁寧施工」って書いてあったのですが、
そんなこと書いてあっても、あなたなら信じれるでしょうか?
第一、こういう抽象的な表現だと、
「何をしてくれるか?」「どのようにしてくれるのか?」がわからないですよね?
こういった「どのようにサービスを提供してくれるのか?」は、
「何をして欲しい」がある前提での問題なんです。
だから、大きくするべきフレーズは社名・商品名ではなく、
例えば
「一拭きで雨漏りしなくなる塗装」とか、
「カビを一生シャットアウトする塗装」とか、
「夏涼しく、冬暖かくなる塗装」とか、
そんなお客さまの「何をして欲しい」につながる
フレーズを伝えるべきだと思います。
そのフレーズと、あと連絡先だけでいいくらいです。
電話番号も大きく表示するとか、
この場合だと電話番号は覚えられないので、
何か覚えてもらえるフレーズにするとか、
「〇〇」で検索とかサイトに誘導するとか、
連絡をしてもらえなかったら
広告の意味がありませんので。
細かくどういう風に広告を書いたら良いのか?は、
本日ここではは書きませんが、
まとめると
- 連絡して欲しいお客さまを明確にする
- お客さまが連絡する理由を明確にする
- お客さまが連絡できるようにする
その3つですかね?
あなたが広告をするとしたら
広告を見て欲しいお客さまは誰ですか?
その人は「何をして欲しい」と思っていますか?
どうすればその場で
「連絡しよう!」と思ってもらえるでしょうか?
あなたのビジネスが
少しでも良くなると幸いです。
本日は以上です。
ここまでお付き合いしていただいて
ありがとうございました。