理屈ではなく「好き!」が売れる!?

  1. 理屈で納得してモノを買う?
  2. それとも理由なんてなくてただ「好き!」で買う?

あなたがモノを買うときってどうでしょうか?

「人は理屈じゃなくて感情で買う」

いろんなマーケティングやセールスの本やセミナーで言われていることです。

例えば、私が今愛用している長財布を買ったときもそうでした。

まず、ネットで調べてみて、

ネットだとよくわかんないから、色々な店に見に行って、

それでもなかなか「コレ!」というサイフが見つからなくって、

店員さんに「どんなサイフをお探しですか?」と聞かれても、

うまく答えられなくって。

で、ある日、あるショップにディスプレイされた赤い長財布を見て

「そう、コレ、コレ好き!こういうのが欲しかってん!」

と即決で購入を決める。

そんなときって

  • サイフの色がコレとか
  • 形はコレとか、
  • 機能面がこうとかって

確かに理由はあるのかもしれませんが、

「そうコレ!」とまさに心惹かれて「好き!」で購入したんだと思います。

一瞬で「正解がわかる」って感覚です。

本日は、「好き!」と「モノが売れる」ということについて考えてみたいと思います。

今、私の新しいビジネスのネーミングを考えているのですが、

これがなかなか大変です。なかなか思い浮かびません。

「クライアントのことだったら、スルスルっと浮かぶのに・・・」

その辺りのことはさておき、

そんなネーミングを考えている中で、気づかされたことがあります。

先日、私が今お願いしているコンサルタントの方とのセッションがあって、

色々なネーミング例を見せてもらっていました。

「こういう意味とこういう意味を掛け合わせてこんなネーミングに」

「ネーミングは意味がわかりやすい方がいいな」

「どんな言葉にしたらいいかな?参考になるのはないかな?」

そんな視点を持って見ていたのですが、

あるネーミングを見せていただいたときに、ビビッときました。(少し古かったですね?)

「あ〜、なんか好き!惹かれる〜」と思ったのです。

私がこのネーミングの顧客対象だったら、「ここに寄りた〜い!」って思います。

同時に「うわ〜、このネーミング、パワフルやな〜、これでお金払う人いるやん!」って思いました。

ちょっと衝撃でした。

「この感覚持ってなかったな〜、忘れとったな〜」

そう思いました。

人は感情でモノを買う、

それからあとで、いろんな理屈を出してきて、「買って良かったんだ」という理由づけをする。

私も幾度となくクライアントに伝えていることなのですが、

私自身が「理屈で考えていた」ことが判明いたしました。(笑)

もちろん、キャッチフレーズを考えるときなど、

インターネットの向こうにいる人の気持ちや動機を想定して考えるのですが、

「言葉で意味がわかるように」ということをすごく意識していたんだと思います。

実際それでたくさんの方に買っていただけているのですが、

意味がわからなくても「なんか好き!」

それだけでお金を払えるという世界があると思いました。

というかそっちの方がはるかにパワフルだと思えました。

世の中の「人々の価値」に対する時代の流れを見ても、

  1. 役に立つことから
  2. 好きなことへ

といろいろなところで言われているようです。

これからは

「心惹かれる!」「好き!」

そんな風に思ってもらえるネーミングやキャッチフレーズをつくっていこうと思います。

あなたには「心惹かれる!」「好き!」で買ったモノはありますか?

そのときのあなたの気持ちはどんな感じでしたか?

あなたのお客さまに「心惹かれる!」「好き!」と言ってもらえることって何でしょうか?

あなたのビジネスが
少しでも良くなると幸いです。

本日は以上です。

ここまでお付き合いしていただいて
ありがとうございました。

それではまた会いましょう。

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