私が起業したときの話ですが、
「起業したいけど、自分って社会経験はあるけど、 経営については何も知らないな」
と気づきました。
それで一生懸命経営について勉強したのですが、
その中で非常に大事だなと思ったことがあります。
それは、『販売に関しては別個のスキルが必要』ということ。
商品を作成(提供)する力と、
商品を販売する力は違うということです。
パンを美味しく作れる人が一番売れるのか?
というと「そうではない」ということです。
そのことに最初から気づけたのは、
今から振り返ってもとてもラッキーなことだと思ってます。
今でもよく聞こえてくるお悩みが、
「なかなか思うように売上があがらない、
どうすれば売れるのか?」
ということです。
それでみんな色々「どうすれば売れるのか?」
を考えるのですが、
なかなかうまくいきません。
本日は、「どうすれば売れるのか?」について
考えてみたいと思います。
ある会社のミーティングで近況報告を受けていました。
- お問い合わせはそこそこ来ているんだけどなかなか成約につながらない
- 既存のお得意先からの注文も減っている
- なんとか売上をあげたくって「どうしたら買ってくれるのか?を考えるが、どうしたらいいか?策が尽きて頭打ち。
そんなシェアでした。
聞いていてすごく悲痛な叫びが聞こえてきました。
「わかるな〜
売上が思うようにあがらなくて、
どうしたら売れるんだろう?
私もそんなことばっかり考えていたな」
そんな風に思って、なんとかしてあげたいと思いました。
まず近況報告のシェアの言葉を聞いて
私が気づいたことが2点ありました。
1点はちょっとオープンにしない方がいいと思うことなので、
ここでは書きませんが、
もう1点のことをシェアしますね。
それは何かというと・・・
お客さまのことが全然聞こえてこなかったのです。
「なかなか成約につながらない」
「注文も減っている」
これって誰の視点の話でしょうか?
そうです、提供側の視点なんですね。
では売れるためにはどんな視点が必要なのでしょうか?
「どうすれば売れるのか?」
この言葉だと、どんな思考になるかというと・・・
- 売れる商品はないか?
- どこで売れば売れるのか?
- 売れる方法はないか?
そんな風な思考になってしまいがちです。
それだと、わからなくってしまって、
考えるのがイヤになってしまいます。
では基本に立ち返って、
お金はどこからやってくるのでしょうか?
- いい商品だったらお金になる?
- いい立地や、ショッピングモールに出店たらお金になる?
- 売れる方法を採用すればお金になる?
そうではなくて、お金はお客さまからやってくるのです。
当たり前ですね。
当たり前のことなのにみんな忘れてしまっているのです。
お客さまが「お金を払いたい」と思ってくれたから、
商品が売れて売上があがるのです。
そのことを忘れてはなりません。
じゃあ、どうすればお客さまに「お金を払いたい」と思ってもらえるのか?
それはお客さまの視点になって、
「お客さまがどうなりたいか?」を考えることです。
そして
「あなたはこうなりたいんじゃないですか?」
「そのためにはコレをするのがいいんじゃないでしょうか?」
「コレをしたいですか?」
と伝えてあげるのです。
伝え方についてはここでは書ききれないので、
詳しく知りたい方はメールくださればと思います。
あなたも「どうすれば売れるのか?」を考えてみてください。
どんなことが思い浮かびますか?
今度はあなたのお客さまを思い浮かべてください。
その人はどうなりたいのでしょうか?
そして、その人はどんなことをすればいいのでしょうか?
あなたのビジネスが
少しでも良くなると幸いです。
本日は以上です。
ここまでお付き合いしていただいて
ありがとうございました。
それではまた会いましょう。
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