ビジネスには、2つの領域の取り組みがあります。
- 商品やサービスを用意して提供する、いわゆる実業の取り組み
- 商品やサービスをお客さまが購入できるようにする、セールス・マーケティングと呼ばれる取り組み
そして、ビジネスの成功には、この2つの領域の取り組み両方が必要不可欠です。
過去の記事でその辺りのことを書いております。
インターネットが発達してきた現在、(いまさらですか?という声は置いといて)「ビジネスを伝える」という取り組みはとても重要です。
この取り組みのおかげで新しい仕事がやってくるのですが、
- 記事をあげる時間に1時間も2時間も掛けてられない
- 出来るだけ広報に費やしている時間を減らして仕事に集中したい
- 今日の会議ですが、急に現場が入ったので申し訳ございません。
実業のことは一生懸命なのに、セールス・マーケティングのことは後回しになっている。
「仕事と思っていないんじゃないか?」
そんな方もまだ多くいらっしゃいます。
私はこのような場面に遭遇すると、とても悲しくなってしまいます。
まぁ、仕方ない部分もあるでしょうけどね。
あなたはいかがでしょうか?
私は、これからの企業の仕事は、『ビジネスを伝える、そのために考える』という取り組みがメインになるのでは?と考えております。
つまりIT企業がやっている仕事ですね。
本日はその「ビジネスを伝える」ということについて考えてみたいと思います。
「ビジネスを伝える仕事なんて自社でやらずに専門家に任せた方が良いじゃん。」
そう思っている人も中にはいらっしゃるかもしれません。
でも、ビジネスを行なっている本人が、ビジネスを伝えることに参加しなければならない理由があるのです。
それはなぜか?という話をしますね。
まず「ビジネスを伝える」ってどういう取り組みかというと、
私は、「ビジネスの可視化(見える化)」をすることが「ビジネスを伝える」ということだと考えています。
では「ビジネスの何を見える化するのか?」というと、
「そのビジネスでどんなことをやっているか?」という情報です。
伝える目的は、お客さまに自社のことを「いいね!」て思ってもらって、自社の商品・サービスを購入してもらうことです。
なので、ただ単に情報を伝えただけでは、「この会社いいね!」「この商品買いたい!」ってなりません。
なぜでしょうか?
心が動かないからです。
あなたはドラマ(映画でもいいです)をご覧になりますか?
ドラマってストーリー、物語がありますよね。
ストーリーがあるから、主人公や登場人物の心の動きも見えて、
見ている方も、嬉しかったり、悲しかったり、ドキドキしたり、感動できたりします。
これが終始説明だけで終わったら感動できるでしょうか?
ビジネスの情報も同じく、本来はドラマのようにストーリーが必要なのです。
「この会社いいね!」「買いたい!」ってなってもらうには、相手の心が動く必要があるからです。
相手の心を動かすには、ドラマと同じく、情報を伝える側の心が動いている必要があります。
この心の動きがインターネットを介して相手に伝わるのです。
だから、伝える人は、そのビジネスに経験があり、愛着もある、ビジネスを行なっている本人が一番いいのです。
伝えることを専門家に代行するにしても、ただ情報を伝えるのではなくて、ビジネスを行なっている人の心の動きを伝えなければなりません。
だから伝えることを依頼される側も依頼する側も、
「心の動きを伝える」ということを理解して、できなければならないのです。
これからのAI時代と呼ばれる時代、実業の取り組みはどんどんAIがやってくれるようになって行くでしょう。
でも伝えるということは、心の動きを伝える必要があるので、AIにはできないことなのです。
これが「これからの時代はみんなIT企業=伝えることをする企業」になる理由です。
あなたは、あなたのビジネスを伝える取り組みをやってらっしゃいますか?
その取り組みにどれだけの時間とエネルギーを使っているでしょうか?
あなたの心の動きは相手にどれだけ届いているでしょうか?
あなたのビジネスが
少しでも良くなると幸いです。
本日は以上です。
ここまでお付き合いしていただいて
ありがとうございました。
それではまた会いましょう。