行動したほうが良いのはわかっているんだけれど、
なかなか行動に移せない、行動できないことってあると思います。
私自身もそうです。
例えば、
未来のために、自分のできることを整理して、
それを提供できる商品・サービスの形にまとめたい。
そんなことを思っているのだけれど、
- 日々、仕事が入ってきてそれを優先したり、
- 「まとまった時間が空いたときにやろう!」と思ったり、
- 実際に時間ができたときは、「今日は乗り気じゃないな」と思ったり
それで、結局行動しないままでいる。
そして、そんな行動できない自分を、
「ダメなヤツだな!」と自分で自分を責めてしまう。
あまり考えすぎると、気分が重くなるので、
「ま、良いか!」と日常生活に戻る。
あなたは、そんなことありますか?
多分ありますよね?(笑)
本日はそんな「行動しなければ」「行動できない」
そんなことについて話したいと思います。
先日あるクライアントと話しているときに、
「売上が思うように伸び悩んでいるので、
もっと何かしなくちゃと思ってるんです。」
「私もがんばらなくちゃいけないけど、
会社の人にもがんばってもらわなければならないんです。」
という風におっしゃいました。
私は、
「まぁ、会社の人は、他人なので変えられませんよね?
自分ができることを考えましょうか。」
「もっと何かしなくちゃいけないと言われましたが、
何をしたら良いと思いますか?」
と尋ねると、
こんな風に答えが返ってきました。
- もっと会社や商品のことを注目してもらわなくてはいけません
- 人に声をかけていかなければなりませんし
- そう、宣伝に力を入れていかなければなりませんし、
- ネットならSEOをもっとやらなくてはいけません
とおっしゃいました。
私はそのクライアントの言葉から
少し「〜しなければならない」が聞こえてきたので、
「今言われたことって、やりたいことですか?」
「嬉しいかそうでないかだとどっちですか?」
と聞くと、
「嬉しくないですね。
どちらかというとやりたくないことかな?」
という答えが返ってきました。
「『集客』や『売上を上げる』という言葉に対して、
どういうイメージを持っているか?が大事です。」
「人間イヤなものには、感情のブレーキが掛かるようになっているので、
やろうと思っても難しんです。」
「アクセルを踏みながら、
思いっきりブレーキを踏んでる感じですね。」
「『集客』や『売上を上げる』って、
本当にイヤなものなのでしょうか?」
という風に申し上げると、
「いや、必要なことです。本当は嬉しいこと。」
と答えが返ってきたので、
「じゃぁ何が嬉しいですか?」
と聞くと、
- 「お客さんから商品・サービスを買ってもらえる」
- 「お客さんに喜んでもらえる」
- 「ありがとうって言ってもらえる」
という答えが返ってきました。
私は、
「そうですよね、お客さんが喜んでくれることを考えたら、
商品・サービスが売れるってことですよね?」
「『集客』や『売上を上げる』って
『お客さんの喜ぶことを伝える』
『お客さんが喜ぶことを提供する』
こんな形だったらどうですかね?」
と聞くと、
「はい、嬉しいです。やりたいことです。」
とお答えになりました。
人間が行動できるかできないかは、
やっぱり感情に影響を受けます。
というか感情が決めていると言っても良いと思います。
その感情は、
現実(出来事)によって決まるのではありません。
「現実を自分がどう思うか?」の解釈
によって決まるのです。
頭と身体の中で、反応的に、瞬時に
こんなプログラムが発動します。
『現実→現実をどう思うか?→感情→どう行動するか?』
集客だったら
『集客
→人に物を買ってもらうために考えたり行動したりすること
→嬉しくない、しんどい
→やりたくない、やらない、先延ばしにする』
という流れになります。
これを
『集客
→人が喜ぶことを考えたり行動すること
→嬉しい、ワクワクする
→やりたい、すぐやる』
という流れに変えれば良いのです。
現実を変えようと思ったり、
しなければならないことを、無理からがんばるより、
「そのこと(現実)をどう思っているか?」を
変えたほうが、パワフルなんです。
現実は「現実そのものの中にある」のではなく、
「自分の中にある」のですね。
私も自分のことを、このように考えて、
ワクワク行動していきたいものです。
あなたは、行動したいけれど、
中々行動できないことってありますか?
そのことに対して、
どんな感情を持っているでしょうか?
その感情は、現実をどう思っているから
出てきたのでしょうか?
現実は、本当はどうなのでしょうか?
あなたのビジネスが
少しでも良くなると幸いです。
本日は以上です。
ここまでお付き合いしていただいて
ありがとうございました。
それではまた会いましょう。