時間を守らなければならない「本当の理由」

ミーティング

あなたは、「時間」を意識したことはありますか?

  • ついつい約束の時間に遅れてしまう
  • 仕事が想定していた時間よりもいつもオーバーしてしまう
  • 今日やる仕事のことは前の日の晩に考えたりしない

もしも、あてはまることがあるとしたら、
少しもったいないことをしているかもしれません。

時間を守るということは、

  1. 相手に迷惑を掛けないため
  2. 時間を有効活用するため
  3. 早く終えて自分の時間を確保するため

そんな理由があるかもしれません。

もちろん、そのような理由も大事ですが、
時間を守らなければならない本当の理由は、

実は違うところにあると私は考えます。

本日はそんな「なぜ時間を守らなければならないのか?」の
理由についてお伝えいたします。

これは、
あるクライアント会社の話ですが、

月一で社員の方とミーティングを実施していたのですが、
いつも想定の時間よりも数時間延長してしまっていました。

余談ですが、経営者って、意外と集中すると
周りが見えなくなるというか
没頭してしまう人が多いような気がします。

それだけ仕事が好きだとも言えるので、
いいことではあると思いますが、

周りの社員にとってはちょっと迷惑かもしれませんね。(笑)

で、そんな社員からの要望もあって、
ミーティングの時間を強制的に守るようにしました。

みんな時間を意識しだすと、
「このミーティングで何から優先的に話し合うか?」
を考えるようになるんですね。

「コレとコレをテーマにしたい」
「このテーマは後回しにしよう」

そんなことをミーティングの前に話しだすようになったのです。

「何をテーマに話し合うか?」意識して決めると、
ミーティングの進行もスムーズで、

前よりもみんな活発に意見が出てくるようになりました。

ミーティングの内容が濃密になって
活性化してきたように思います。

相変わらず社長が話に没頭するとなかなか止まりませんが(笑)

そして、ミーティングの時間を守るようになってから、
3ヶ月ぐらい経ったときですかね、

私が社員のみなさんに
「ミーティングの時間を守るようになってよくなりましたか?」
と尋ねました。

すると、

「全然よくなった。」
「課題がよく見えるようになった」
「最近利益率の高い仕事で売り上げも好調」

そんな答えが返ってきました。

「時間を守る=時間を短縮する」ことで、
時間を掛けていたときより、

  • みんなの思考が活性化する
  • 会社の課題がより浮き彫りになる
  • 何をすればいいのかが明確になって結果が出やすい

そんな副産物的な良いことがありました。
時間が短いほど、効果が絶大になったのです。

そのときにふと思いました。

時間を守ろうとすることで、
何を決めるか?優先順位を考えようとする。

つまり、ゴールを決めるようになるのです。

ゴールを決めるようになることで、
頭が活性化し、

「結果が出るためにどうしたらいいか?」が明確になって
「何を行動すればいいのか?」も明確になる。

「時間を守らなければならない」本当の理由は、
「ゴールを決める回路をつくる」ことだったのです。

これからも、何をするときも、時間を意識して、
ゴールを意識して取り組みたいと思います。

あなたは何かを行う前に時間を意識していますか?

時間を意識すると、やること、やらないこと、
優先順位はどうなるでしょうか?

そのことを行う目的、理由はなんでしょうか?

あなたのビジネスが
少しでも良くなると幸いです。

本日は以上です。

ここまでお付き合いしていただいて
ありがとうございました。

それではまた会いましょう。