心が「ノー!」だと、やりたいこともできない、叶えたいことも叶わない

やりたいことがある。
でも、なかなか時間が取れなくてできない。

時間を取ろうとしても、
違う用事ができてしまって、できなくなる。

そんなときってあると思います。

やりたくてもなかなかできないことって、実は・・・
本当は「やりたくない」って思っているかもしれません。

本日はそんな話をしたいと思います。

人は好きなこと、ワクワクすることは
スイスイできるけど、

そうでないことは、
なかなかできなかったりします。

これは、ある経営者とのミーティングのときの話です。

経営者が
「会社でやりたいことがあって、でも、それをやろうとすると
いつも急な来客が入って、できなくなるんです。

やりたいことに集中できる時間を取りたいのですが、
どうしたらいいでしょうかね?」
とおっしゃいました。

よくお話を聞いてみると、

経営者が
「やりたいことをこうやって机に座ってやろうとしても・・・」
と話されたときに

顔がこわばって、身体も硬い感じが見受けられました。

「あれっ?」と思って、
「やりたいことってどんなことですか?」
と聞くと

「会社の今後の方向性とか、ビジョンとか・・・」
と答えられましたが、

そのときの表情に元気がなく、
楽しそうではありませんでした。

その経営者は、普段、楽しいときはものすごく元気で
エネルギッシュに話される方です。

「社長、やりたいことっておっしゃいましたが、
本当にやりたいことですか?」
と申し上げると

「えっ?やりたいことですよ・・・これは絶対やらなければならないことです」
と答えられました。

私は
「今、やりたいことではなく、
やらなければならないこととおっしゃいました。

それに表情も身体もこわばっていました。
本当はやることをイヤがっているんじゃないですか?

そのことをやるのがイヤだから、
急な来客が来たりするんじゃないですか?

急な来客が来たら、
そのことはやらなくて済みますからね。」
と申し上げました。

その経営者は
「う〜ん。そんなはずは〜。え〜。
でもやらなきゃいけないんです。」
と。

私は
「社長の会社では”売上目標◯億円を達成する”という
今季の目標を掲げられていますが、それを今言ってみてください」
と申し上げると、

それを言った社長の表情も身体も
こわばっていました。

「では、こんな会社と取引していたら楽しいな
というお客さまはいますか?」
と質問すると

「〇〇さんのような会社ですね。
〇〇さんみたいな会社が5社いたら
もう余裕で売上目標達成しちゃいますよ!」
とおっしゃいました。

それを言った社長の表情は、めちゃめちゃイキイキとして、
身体もノビノビとしていました。

「さっきの数値目標のときと、
好きなお客さまとの取引のイメージのときと
社長の様子が全然違うのに気づいてましたか?

イヤがっているときと、
楽しくワクワクしているときの表情や身体の姿勢が
全く違うんですよ。」
と申し上げると

「あぁ、自分がイヤがっていることなんて
全然気づきませんでした。

でも、本当は心のどこかでわかってたのかもしれません。
今心がスーッと楽になりました。

自分がイヤがっていたら、
やることも進まないですし、
目標達成もできるはずないですよね。」
とおっしゃいました。

私は
「会社ではイヤがっている感じと
ワクワクした感じと
どちらの感じでいる時間が長いですか?」
と聞くと

「会社ではいつもムスッとしている。
話しかけるなオーラが出ている。
と奥さんには言われます。

ということは、
イヤがっている時間の方が
断然長いと思います。」

私は、
「それでは、イヤな状況を引き寄せる、
目標達成ができないのは、当然ですね。」
と申し上げました。

仕事上やらなくてはならないことは
当然あります。

人は「やらなくてはならないこと」は
無意識に「やりたくないこと」として
こなしている場面が多いように思います。

でも、「やりたいこと」「やりたくないこと」は
自分自身が決めているだけで、本当はどちらもないんです。

だから、やりたいけど(やらなくちゃいけないけど)
なかなかできない、進まないといったときは、

自分の心が「イエス!」と言っているか
「ノー!」と言っているかを
見つめてみるのがいいかもしれません。

もし、心が「ノー!」と言っているなら、

そのイヤな感情を身体で感じて
「この感情は私がつくっている」と言ってみてください。

そして、数値目標を立ててもワクワクしない人は、
どんな人とどんなことをやりたいか?」を
考えてみるといいかもしれません。

あなたは、
やりたくてもなかなか時間が取れない、
進まないことってありますか?

そのとき
ご自身の心は「イエス!」と言ってますか?
「ノー!」と言ってますか?

もし「ノー!」と言っていたら
イヤな感情を身体で感じてみてください。

そして、「この感情は、私自身がつくり出している」
と言ってみてください。

少し心が軽くなると思います。

あなたのビジネスが
少しでも良くなると幸いです。

本日は以上です。

ここまでお付き合いしていただいて
ありがとうございました。

それではまた会いましょう。

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