あなたのやりたいことの本質って?!

前回の記事「やりたい仕事を見つける方法」で

「やりたいこと」って案外自分が思っていたのとは、
全然違う方向にある。

という話をしました。

デザイナー時代、

  1. 入社当初、MACの前で一人でデザインをするのがデザイナーの仕事だと思っていた。
  2. しかし上司の指示でお客さまのところへ営業に行かされる。
  3. 渋々お客さんのところへ営業に行くと、案外そちらの方が性に合っていることに気づく。

そんな話でした。

本日はその続きで、

「やりたいことってどこにあるのか?」
「自分のやりたいことの共通点、本質ってなんだろうか?」

そんな話をしたいと思います。

今の私の仕事を一般的な職種でいうと、

  1. ホームページ作成
  2. コンサルティング

となるのですが、

この職種も自分から「なりたい」「やりたい」と
思って始めたわけではありません。

一番最初にホームページを作ったのは、
起業して間なしのときでした。

当時自分のビジネスや人生について
色々と相談に乗ってくださっていた先輩経営者がいました。

その方が新規事業を立ち上げることになって、
ホームページが必要になったそうです。

それで、その先輩に
「海ちゃん(私のことです)、デザインやってたよな?
ホームページ作れるやろ?」と言われました。

私は「作ったことないんですけど・・・。」と答えると、

「ふ〜ん、そうか。でも作れるやろ?見積もり作って、じゃあな!」

てな感じで、断るスキもなく、
ホームページ作成を依頼されることになりました。

「え〜どうしよう?」

そう思いましたが、やるしかありません。

ホームページなんて全く作ったことがなかったので、

知り合いのホームページ作成をしている人に教えてもらったり、
本を読んだり、とにかく勉強しまくりました。

そうするとなんとかなるもんですね。

その先輩の新事業のホームページができあがったのです。

それをきっかけに名刺に「ホームページ作成」という
商品メニューを追加し、

ホームページ作成を仕事にすることになりました。

以前はホームページ作成って

  1. おしゃれなデザインをしたり、
  2. 便利なシステムを組む

のが仕事だと思っていたのですが、

実際にやってみると、そんなことより、
「中身の文章をどうするのか?」が大事だということに気づきました。

経営者の方々が、決して安くないお金を払ってまで
ホームページを作る理由は、

自分のビジネスを伝えたい、突き詰めると、
お客さんを集客したいということでした。

ビジネスを伝え、お客さんを集客する。
そのために必要なことは、

  1. デザインやシステムなどの外見ではなく、
  2. 文章、中身だったのです。

だから、

  1. 経営者のビジネスをヒアリングする必要がありましたし、
  2. そのビジネスのお客さんから見たよさは何か?を突き止め、
  3. お客さんに伝わる文章を書く必要がありました。

私は、ホームページを作成すること自体に興味はありませんが、

  1. 経営者のビジネスの話を聴いて、
  2. その人やビジネス、商品の良さはどこにあるのかを考えてフィードバックする、
  3. それを文章として組み立てる。

そんな仕事はとてもワクワクします。

そんな中、ホームページ作成の仕事をしているうちに、
ある経営者からこう言われました。

「海堀さん、ホームページはできあがったのですが、
 これからも毎月話を聴きに来ていただけませんか?」

それが私のコンサルティングの始まりでした。

ホームページ作成で行なっている
ヒアリングやフィードバックが、意外に経営者に好評で、

それがコンサルティングという仕事になったということです。

それから私の名刺に「コンサルティング」という
商品メニューを追加したのでした。

営業もホームページ作成もコンサルティングも
自分から「なりたい」「やりたい」と思って始めた仕事ではありません。

全てやれと指示されたり、頼まれて始めた仕事です。

でもその仕事に取り組んでみると、
自分がワクワクするやりたいことが見つかりました。

本当にやりたいことは案外やりたくないことの中にある
のかもしれません。

そして職種は違うかもしれませんが、
3つの仕事では本質的には同じことをしていました。

  1. 経営者のビジネスや思考を整理する
  2. その人のよさを見つけ表現する
  3. ビジネスや人生の未来イメージを設計していく

それが私の仕事の本質です。

あなたの商品メニューはなんでしょうか?

その商品メニューを始めたきっかけはなんですか?

あなたの商品メニューに共通した本質ってなんでしょうか?

あなたのビジネスが
少しでも良くなると幸いです。

本日は以上です。

ここまでお付き合いしていただいて
ありがとうございました。

それではまた会いましょう。

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