- この商品を買いたくなる
- この人について行きたくなる
- 新規事業に掛けてみたい
そんな「何かを(新しく)やりたい!」と思うときには、
- 買うのを決める
- ついていくことを決める
- 新規事業をやることを決める
そんな風に、必ず決断をしていると思います。
そして、この「やる」と「決断」したときには、
共通点があると私は考えます。
その共通点とは、
「ハートが動く」
「ハートに響く」
つまり、「感動する」ということです。
- 人を感動させる
- 自分自身も感動する
そんな風になりたいと思いませんか?
本日は「感動する」「ハートが動く」「ハートに響く」
そんなときの共通点について考えてみたいと思います。
先日、ある経営者の新しい事業展開についてのスピーチを聞く機会がありました。
- 内容も意味がとてもよくわかるし、
- 話し方も明朗にはっきりと話されていました。
これといってケチをつけるところがないスピーチだったのですが、
私には何か違和感が残りました。
その違和感とはなんでしょうか?
この経営者のスピーチからは、
- 「何をやりたいのか?」や、
- 「がんばりたいんだな!」
ということは伝わってきました。
でも、私がこの会社の従業員だったら
「ついて行きたいけのは山々だけど、だいぶ不安・・・」
と思ってしまうと思います。
なぜかというと、
私には、この経営者自身が
「何のために新規事業展開をするのか?」
が伝わってこなかったのです。
- この経営者が「何をしたいのか?」は理屈でわかっても、
- この経営者自身が「どうなりたいのか?」が私のハートに伝わってこなかったのです。
先日、大泉洋主演の「ノーサイド・ゲーム」というドラマを見ていました。
ドラマの中で、
大泉洋演じる、弱小ラグビーチームのGMが、
チームの方針に反対するチームメンバーに向かってスピーチをする。
そんなシーンがありました。
どんな内容のスピーチをしたのかは、全く覚えていませんが、
そのスピーチは、とても感動する、ハートに響いてくるスピーチでした。
「ドラマで俳優が演じてるんやから感動するのは当たり前やん!」
というご意見もあると思いますが、
私はここにヒントがあると思いました。
スピーチの内容は本当に覚えていないのですが、
主人公のGMは
- 「何がこうなる」とか
- 「こういう理由でやるべきだ」ということは、
一切言ってなかったと思います。
GM自身の状況や、
「こうなりたいんだ」という気持ちを赤裸々に話していました。
自分のことを話していたんですね。
振り返ってみれば、先ほどの新規事業展開をスピーチしていた経営者は、
- 新規事業のことは話されていましたが、
- ご自身のことは一切話していなかったと思います。
ご自身の気持ちが一切伝わってこなかったんですね。
それでは周りの人は動けなくなりますし、
実はこの経営者自身も
「何のためにやるのか?」を
わからなくなってしまってるんだと思います。
人は理屈で動くものではないと思います。
- 購入を決める
- パートナーになる
- 仕事や分野を決める
みんな理屈ではなく心が動いたから、決めて行動します。
人が動く、そして、自分が動くために、
「自分自身の気持ちを伝える」という視点を持ってみてはいかがでしょうか?
あなたには、何かを決断された出来事ってありますか?
そのときに、決断された理由は何でしょうか?
あなたがスピーチされる機会のとき、どんな視点でどんなことを話したいですか?
あなたのビジネスが
少しでも良くなると幸いです。
本日は以上です。
ここまでお付き合いしていただいて
ありがとうございました。
それではまた会いましょう。