売上をあげるには自分軸からお客さま軸にシフトする

クライアントから

「私の友人のAさんが、自分のビジネスで
今後どのようにしていけばいいのか迷っているみたい。
本当に素敵で才能ある人だから
もっと行けるんじゃないかと思って。
話を聞いていただけませんか?」

そんな連絡がありました。

「良いですよ」と返事して、
Aさんのお話を聞くことになりました。

私は人に会う前に、その人のことを思います。

「その人がうまく行くイメージ、ハッピーなイメージ」
「その人が何か気づきを得て前に進もうとするイメージ」
そんなことを思ってから会います。

Aさんの話を聞いていると、
Aさんのお客さまはいい人が多くて

年配のお客さまには
「息子みたいだ」といわれたり、

新しいお客さまには
「この商品を販売してくれるところが中々なくて、助かりました」
みたいな感じで喜ばれているようでした。

私も話を聞きながらAさんのことを
「あぁ、素敵な人だな、話していてとっても心地いいな」
と思っていました。

「どんなビジネスをするのが理想ですか?」
という質問をしたときに

「”この人のこと好き”という人だけに販売したい」
「商品を通して元気になってもらいたい、安らいでもらいたい」
とお答えになりました。

Aさんはいい人だし、
いっけんお客さま視点で
考えているように思われたかもしれません。

でも、私は話を聞いて
「商品視点で考えているのでは?」と思い、

「お客さまに元気になってもらう、
安らいでもらうために何をすればいいと思いますか?」
と質問しました。

すると
「もっと良い商品をつくること」
「商品の質をあげること」
「量を増やすこと」
「もっと買いやすいようにリーズナブルな価格にすること」
と答えられました。

これって、
商品を基準に考えているってこと=自分軸で考えていることになります。

商品基準で考えることは、
競合他社も努力していることだと思います。

それに、商品を購入されるお客さまにとって、
これらのことって本当に欲しいことなんでしょうか?

Aさんのお客さまの大半は
商品の消費者ではなく、商品の販売者だそうです。

もちろん販売者は
「もっと良い商品を」
「質の高い商品を」
「量が多くて安いものがいい」
と口ではおっしゃるでしょう。

だから「それがお客さまの欲しいものなのかな?」
って思いがちになると思います。

でもその人たちが本当に欲しいのは商品でしょうか?

  • 自分のビジネスがうまくいくことだったり、
  • そのことを願って応援してくれる人だったり、
  • 商品の提供を通してサポートしてくれる人だったり

そんなことが欲しいのではないでしょうか?

自分軸で考えていると、良い商品をつくるという
本当に狭い範囲でしかアイデアが出てきません。

それは、競合他社も日々一生懸命
やっていることだと思います。

でも、

  • お客さまはどんなときにお金を払いたくなるのだろう?
  • お客さまは何を解決したいと思っているのだろう?
  • お客さまはどうなることが嬉しいのだろう?
  • そのためにお客さまには何が必要か?
  • お客様はどうすれば良いのか?

そんなお客さま軸で考えると
商品の範疇を超えた広い視点で
アイデアが出てくるものです。

『自分軸ではなくお客さま軸で考える。』
商品開発のときはそれが必要だと思います。

冒頭で私は、
「人に会う前にその人のことを思う」
と申し上げました。

「私がうまくいくこと」を思うのではなく、
「相手がうまくいくこと」を思うのです。

これは自分軸からお客さま軸にシフトする
私の儀式でもあるのです。

あなたは商品開発のときに、
自分軸で考えていますか?
それともお客さま軸で考えていますか?

あなたはお客さまと会う前に何を思いますか?

その人のハッピーを願いますか?
その人がうまくいくことを願いますか?

あなたのビジネスが
少しでも良くなると幸いです。

本日は以上です。

ここまでお付き合いしていただいて
ありがとうございました。

それではまた会いましょう。

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