最近毎日のように動画編集をしております。
本日もクライアントのビジネスの動画編集をしていました。
クライアントの動画編集も大切ですが、一刻も早く自分のこれからのビジネスの動画を制作しなければならないのですが…。
まぁ、動画制作の練習にもなるので、そこは置いておいて。
(ホントは置いといたらダメなんですが…笑)
動画の編集って、いろいろなケースや状況によっても違うのですが、
映像ソースをクライアントからもらうことも多いので、その場合、映像ソースのどこにポイントがあるのかを見つける作業があります。
(あっ、映像ソースというのは撮影した元映像のデータのことですね。)
ポイントというのは、動画を見た人の「購入する理由」につながるポイントです。
今回の動画は、私が撮影した映像ソースだったので、「どこにポイントがあるのか?」はもちろん把握しています。
私が撮影するときは、ポイントをあらかじめ想定して、
「どのような映像を撮りたいのか?」を伝えて、リクエストをしながら撮影します。
まぁ、言ってみれば監督兼、カメラマンですね。
でも実際、「どのように映像を撮影したらいいか?」ポイントってわかりませんよね?
「どのように編集すればいいか?」のポイントもわかりませんよね?
そこで、本日は「売れる動画コンテンツ制作のポイント」についての話をしたいと思います。
動画コンテンツ制作の目的は「商品を購入してもらうこと」
動画制作に限らず、ビジネスのコンテンツ制作の場合の目的はただ一つです。
それはコンテンツを見て「商品を購入してもらうこと」です。
ここがエンターテインメントの動画コンテンツと違うところだと思います。
エンターテインメントの動画コンテンツって、
- 「面白い」とか
- 「エキサイティング」とか
- 「スリルがある」とか
「観てよかったな」と思ってもらう、
つまり、感動する(感情が動く)ことが目的になると思うのですが、
ビジネスの動画コンテンツでは、「よかったな」だけでなく「(お金を払って)買おう」と行動してもらう必要があります。
(これはどちらがレベルが高いとかの話ではなくて、あくまで目的の違いの話です)
では、商品を購入してもらうための動画では何を伝えればいいのか?
売れる動画コンテンツ制作では、商品ではなくて、顧客から考えます。
一言で言うと「顧客は何が欲しいのか?」を考えて伝えるのです。
前回の記事でも申し上げましたが、
顧客が商品を購入する理由は、「商品が欲しい」からではなくて、『商品を購入すると得られること=ベネフィットが欲しい』からです。
前回の記事:「オンラインビジネスとリアルビジネスの違いって?!」
これは、私のクライアントが実際に販売している「防音ドア」という商品の例ですが、
「防音ドア」を購入するお客様は実際「防音ドア」が欲しいのではありません。
ある「防音ドア」を購入されたお客様は、こんな問題・要望を実際におっしゃっていました。
『自宅の一部屋を練習スタジオにして、バンドの練習をしたい。隣接しているリビングに音が漏れないようにしたい。』
このお客様のベネフィットは何でしょうか?
「リビングにいるご家族に気兼ねすることなく、大音量で存分にバンド演奏を楽しみたい」
といったところでしょうかね。
このお客様のような方をペルソナにしたとき、
(ペルソナとは、理想の顧客像のことです)
同じような対象者に商品を購入してもらうために、
- 自宅の一部屋を練習スタジオにしている環境、
- バンド演奏をしている様子(どんな楽器のバンドなのか?)
- リビングへの防音の効果はどれぐらいなのか?
を伝えます。
そして、これらのことは、文章で伝えるより、動画で伝えた方がより効果的に確実に伝わるのです。
「商品」のことだけ伝えると買えない人がいる
ではなぜ、「商品」ではなく「顧客」から考える必要があるのか?
もちろん「商品」を伝える必要のある場面もありますが、
商品を伝えるだけでは、届かない人がたくさんいるからです。
それはどういうことかというと、
「商品の価値がわからない、知らない」だから「買えない」という人がたくさんいるからです。
先ほどの「防音ドア」のお客様の欲しいものは「ドア」ではなく「バンド演奏を楽しみたい」「そのために必要な防音対策」です。
「防音対策」には様々な環境やお悩みの違いがございます。
その中で「防音ドア」のスペックの説明をするとします。
(スペックとは性能値とか仕様のことです。)
- 「何dBの音が何dBの音まで下がります」とか、
- 「素材は何でできています」とか、
- 「このような構造になっています」とか
そのようなことを伝えても、顧客にとってはわからないから買えないのです。
「何がわからないか?」というと…
それは、「私に必要な防音対策なのかな?」です。
もう少し平たくいうと「私にも役に立つのかな?」です。
なので、動画コンテンツを使って、
- どんな人が?=音楽好きで楽器演奏をしている人が
- どんな環境で?=自宅の一室を練習スタジオにしていて
- どんな音を?=トランペットやサックスのいるバンド演奏の音を
- どのように防音対策したいのか?=隣接したリビングに漏れないようにしたい
という情報を伝えるのです。
そして、「その防音対策の手段が防音ドアという商品なのです。」ということを伝えます。
そのような情報を伝えて初めて、
- 「あぁ、こんな風に使えるのか!」
- 「こんな環境でも使えるのか!」
- 「私のケースでも使えそう!」
と気づいてもらえるのです。
今まで、
- 防音ドアを買う理由がわからなかった人や
- 「防音ドアってどうなのかな?」と思っている人にも
買ってもらうことができるのです。
「商品の品質がどれだけのものか?」を伝えるより、
「私にも役にたつ」ということに気づいてもらえて初めて、
「買おう」と思ってくれるのです。
これらのことが『顧客の欲しいこと』であり、知りたいことなのです。
そして、何度も言いますが、これらのことは、文章で伝えるより、動画で伝えた方がより効果的に確実に伝わるのです。
「商品を購入してもらうため」の動画コンテンツ制作のポイント
ここまで読んでいただいたあなたには、商品を購入してもらうために動画コンテンツが有効だということはおわかりいただけたと思います。
では、どのようにして動画コンテンツを制作すればいいのでしょうか?
実際に動画コンテンツをどうやって制作するのかはまた違う機会でお伝えするとして、
今日は「動画コンテンツの内容をどのように考えればいいか?」をお伝えしますね。
動画コンテンツを考えるポイントは、顧客の『商品が欲しい理由』を想像することです。
そのためにはやはり「顧客」から考えるのが、売れるコンテンツづくりのセオリーです。
まず
- 顧客はどんな人で、
- どんな環境で、
- どんなことを望んでいるんだろう?
- そこにはどんな問題が起こっているのだろう?
そんなことを想像します。
先ほどの
『自宅の一部屋を練習スタジオにして、バンドの練習をしたい。隣接しているリビングに音が漏れないようにしたい。』
の例を考えてもらうとわかりやすいかもしれません。
- どんな人が?=音楽好きで楽器演奏をしている人
- どんな環境で?=自宅で練習したい
- どんなことを望んでいるんだろう?=大音量で思いっきりバンド演奏を楽しみたい
- そこにはどんな問題が起こっているのだろう?=隣接したリビングにいる家族から「うるさい!」とクレーム言われる
そして、その解決法を伝えます。
この場合の解決法は、
自宅の一室で大音量でバンド演奏をしていても、隣接するリビングへの音漏れが改善されるドアに変更すること。
今回はお客様が「撮影していいよ」と言ってくださったので、
自宅スタジオでバンド演奏されているときに、隣接するリビングへの音漏れと防音ドアの効果の動画を撮影、制作することができました。
その動画は近日中にクライアントのサイトで公開することができると思いますので、もしご覧になりたいという方がいらっしゃったらお連絡ください、お知らせいたします。
売れる動画コンテンツの内容を考えるポイントをまとめると
「顧客の欲しいものは何か?」を考えること
- どんな人が?
- どんな環境で?
- どんなことを望んでいるんだろう?
- そこにはどんな問題が起こっているのだろう?
を伝えて、
その上で、
その解決法と、その効果を伝えると、
お客様の「買いたい」につながるのです。
あなたは動画制作、動画マーケティングに興味がございますか?
あなたは売れる動画の制作法をご存知でしょうか?
あなたの顧客の欲しいものベネフィットを表現して伝えることができているでしょうか?
あなたのビジネスが
少しでも良くなると幸いです。
本日は以上です。
ここまでお付き合いしていただいて
ありがとうございました。
それではまた会いましょう。