人生が展開するとか、
願っていたことが叶うといった、
何かが実現するとき。
何かが起こる前に
先に意図するということが
起こるようです。
意識的に言葉に出して
意図する場合もあれば、
無意識に意図する場合もあります。
無意識に意図って変な日本語ですが、
意識上では気づいていなくても、
心の奥底で「そうだ！」と感じている場合です。
その意図って、言葉というより、
イメージ的なものだと思います。
イメージって、
一般的にはビジュアル情報と
思われていますが、
ここでは、心の中で感じる五感、
感覚全てだと思ってください。
唐突ですが、あなたは
「時間がどちら向きに流れている」
と感じていますか？
- 過去→現在→未来
- 未来→現在→過去
どちらでしょうか？
ドリームズ・カム・トゥルー
という言葉があります。
有名アーティストの名前でもありますよね。
私はこのドリームズ・カム・トゥルーという言葉が
時間の流れる方向を表していると思います。
ドリームは「願っていること」なので
未来と捉えることができると思います。
ドリームが、カム＝やってくることで
トゥルー＝（現在）真実になる、
ということですね。
つまり未来がやってきて、
今現実に起こるとも言い換えられます。
だからこの言葉の時間の流れ方は
「未来→現在→過去」なのです。
私が、十数年前に受けたセミナーで、
講師の先生が
この時間の流れ方の話をしてくれました。
「時間の流れの感じ方が、過去→現在→未来だと、
未来は過去と現在の延長線上になるので、
大きく変化させることは難しい。
でも、「未来→現在→過去」という方向なら、
未来は現在と過去の延長線上ではない。
つまり自由に決められる」と。
その話は、私にとってすごく衝撃的でした。
現実の未来は、時間が経てば、
現在の体験となって、
過去の経験になっていく
ということなんですけど、
「やってくる未来」はどこにあるのでしょうか？
そう、
「今ココ（つまり現在）の私たちの中にあるイメージ」
なのです。
「今ココでイメージしたことが、
→時間の経過とともに未来に実現する。」
ということなのです。
先日、あるクライアントの経営者（以下Aさん）に
セルフイメージのワークをしてもらいました。
セルフイメージとは、
自分のことを自分でどんな人だと
思っているかです。
Aさんに
「自分のことをどんな人だと思っていますか？
もしくは、周りの人から
どんな人だと思われているでしょうか？
20個ぐらい書き出して見てください。」
と申し上げました。
この、セルフイメージは、
一つではありません。
- 会社にいるとき、
- 取引先に出向くとき、
- お友だちといるとき、
- ご家族でいるとき、
- 一人でいるとき
それぞれ微妙に違うかもしれません。
Aさんに書き出した
セルフイメージをご自身で見てもらって
「何か気づいたことはありますか？」
と質問すると、
「私の周りには、
書き出したセルフイメージに
大体ふさわしいことが起こっています。」
と答えられました。
世の中を見渡しても、
大体その人のセルフイメージ通り
になっているようです。
学生時代のクラスを振り返ってみても、
大体同じようなセルフイメージを持っている
子たちがグループになって、
同じようなふるまい、体験をしていると思います。
不良っぽい子同士
オシャレをがんばっている子同士
勉強ができる真面目な子同士
ちょっとおとなしい子同士 など
このセルフイメージも、意図と言えるのかもしれません。
先ほどのセルフイメージワークの続きで、
Aさんに
「では「こんな人素敵だな、こうなれたらいいなと思う人って
どんな人ですか？」と聞いていって
リストアップしていもらいました。
Aさんにとって
「とても素敵な理想の人物像」
が出てきました。
「この人物像が出てきたのはどこからですか？
Aさんの中からですよね？」と申し上げると、
「自分の中にあるということですか？
じゃあ、自分にも目指せるということですか？」
とAさんが聞かれたので、
「いいえ、もうすでにこれがAさんなんです。」
と申し上げました。
Aさんは
「今私の周りの状況がそうなってなくてもですか？」
と聞かれたので、
「そうです。
それがAさん自身だと受け入れてみてください。」
と申し上げると、
Aさんの背筋がシュッと伸びて、
表情も明るくなり、
エネルギーが増していくのを感じました。
人って自分の素晴らしい部分を
なかなか受けとめていないものです。
自分の素晴らしい部分を受け入れるだけで、
とても素晴らしい未来がやってくる
ということなのかもしれません。
あなたにも私にも、素晴らしい部分が
きっとたくさんあると思います。
その素晴らしい部分を
自分のセルフイメージとして
受け入れていきませんか？
きっと
ドリームズ・カム・トゥルー
すると思います。
本日は以上です。
ここまでお付き合いしていただいて
ありがとうございました。
それではまた会いましょう。
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